レコードプレーヤーを置くなら、どこに置くか。
音のことを考える前に、棚の上を見て「いや、まず片づけな入らんわ」となるんですよね。
そんな置き場所まで想像させるのが、Technicsとフリッツ・ハンセンのコラボモデル「SL-40CBTFH」です。
2026年10月1日に国内発表され、発売は10月下旬予定。全世界300台限定という、なかなか落ち着いて悩ませてくれない一台なんすよね。
バーガンディの本体に、家具ブランドと組んだ理由がある
フリッツ・ハンセンは、デンマークで1872年に創業した家具ブランド。
今回のSL-40CBTFHは、同ブランドが扱う「KAISER idell」ランプの誕生90周年を記念したコラボで、バーガンディの色をそろえています。
本体はマットな仕上げで、ロゴ入りのプレートやターンテーブルシートも用意されています。
ここ、自分は色をそろえたところがめっちゃ好きなんですよ。
オーディオを買うときって、どうしても接続端子や性能から考えがちじゃないですか。
でも、リビングに置けば音楽を聴いていない時間も目に入るわけで、その時間の見え方まで気に入っているかは割と大きい。
自分なら木の棚に置いて、横にレコードのジャケットを一枚だけ立てたいっすね。
ほんで照明も合わせたくなる……いや、プレーヤーを見ていたはずが家具まで欲しくなるの、沼の入口すぎる。笑
Bluetooth対応が「置きたい場所」に効いてくる
SL-40CBTFHはBluetoothを内蔵し、対応するスピーカーやイヤホン、ヘッドホンへ音を飛ばせます。
この機能、家具とのコラボにちゃんとつながっていると思うんですよね。
たとえばプレーヤーはジャケットを選びやすい棚の上に置いて、聴くときはソファでワイヤレスヘッドホンを使う。
音声ケーブルをソファまで引っ張らなくていいので、機器の配置を考えやすくなります。
もちろん本体には電源コードが必要で、完全に配線が消えるわけではありません。
それでも、音声ケーブルをどこに通すかという悩みが一つ減るのは、部屋を整える目線だとありがたいんよなぁ。
「レコードなのに無線?」と思う人もいるでしょうけど、自分はこの組み合わせ、全然アリだと思っています。
ジャケットを選んで、盤を載せて、針を下ろす。
その手間を楽しみながら、聴く場所には自由があるって、ええぐらいちゃう?
有線接続もできる。フォノイコライザー内蔵の意味
Bluetoothだけでなく、有線接続にも対応しています。
フォノイコライザーを内蔵しているので、対応する外部入力を備えたアンプやアクティブスピーカーにつなげられます。
フォノイコライザーは、レコードから取り出した小さな信号を増幅し、録音時に変えられた低音・高音のバランスを再生用に戻す回路です。
要は、レコードを聴くために必要な回路の一つが、最初から本体に入っているということ。
なお、有線では本体のLINE出力をアンプなどの外部入力につなぐ形になります。
PHONO出力とLINE出力では接続先が違うので、ここは説明書を見ながら合わせたいところです。
カートリッジも付属していて、国内公式仕様に記載されているのは「ortofon 2M Red」。
一から全部選ぶのも楽しいんですけど、最初からパーツ選びで詰んだら、肝心のレコードを聴くところまでたどり着かないですからね。
ただし、本体だけでスピーカーのように音を鳴らす製品ではありません。
別途、接続するスピーカーやヘッドホンなどは必要です。
見た目に目が行くけど、回転を支えるのはTechnicsの技術
駆動部には、コアレス・ダイレクトドライブ・モーターを採用しています。
ベルトを介さず、モーターでターンテーブルを直接回す方式で、デジタル制御によって回転を安定させる設計です。
公表されているワウ・フラッターは0.025%(W.R.M.S.)。
ざっくり言えば回転の速さの揺れを表す数値で、パナソニックは上位クラスと同等の回転精度と説明しています。
ただ、ここで「じゃあ音も上位機と同じやん!!」とは言えないんですよね。
音にはカートリッジや振動対策、接続する機器なども関わるので、この数字だけで音質全体は判断できません。
実際の音の傾向は試聴して確かめたいですが、見た目から入った人にも、回転を安定させる仕組みまで説明できるのはいいところです。
棚に置くなら、幅だけで決めないほうがいい
本体サイズは幅430×高さ128×奥行353mm、重さは約7.1kgです。
「幅43cmなら置けるな」でポチる前に、棚の奥行きと耐荷重も見ておきたいところ。
自分なら、本体寸法に加えて後ろの配線スペース、ダストカバーを開く余裕、盤を出し入れする手元の空間まで確認します。
置けるけどレコードを交換しづらい、となったら、せっかく整えた場所を使うのが面倒になりそうなんですよ。
格好よく収めることと、日常的に触りやすいこと。
この二つがそろってこそ、部屋に置く意味があると思っています。
SL-40CBTFHは、音楽を聴く時間のために場所を作りたい人へ
メーカー希望小売価格はオープン価格で、主な取り扱い先はPanasonic Store Plusです。
全世界300台限定ですが、限定の文字だけで急いで決めるより、自分の部屋のどこに置いて、何につないで聴くかを先に想像したい一台っすね。
自分が惹かれるのは、レコードを聴くために棚の上を空けて、その近くに座る場所まで作りたくなるところ。
スマホで再生ボタンを押す日があってもいいし、今日は一枚ちゃんと聴くか、と盤を選ぶ日があってもいい。
SL-40CBTFHは、その「今日は一枚」の場所を作るきっかけになりそうです。
まぁ、その前に棚の上を片づけるところからなんですけどね。そこはBluetoothでも解決せん。笑
※本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイトを含む)が含まれます。商品の価格・在庫・仕様は記事執筆時点の情報です。最新情報は各販売ページにてご確認ください。
なお、読者の皆さんに読みやすい文章をお届けするため、最終的な誤字脱字のチェックや校正にはAIツールを一部活用しています。

